ホーム教師のやりがいとは 私立中高教員インタビュー

教師のやりがいとは
- 私立中高教員インタビュー -

  • 東京立正中学高等学校原子 桂輔

  • 香蘭女学校中高等科神保 徳子

  • 修徳中学高等学校守屋 智弘

  • 文化学園大学
    杉並中学高等学校
    浅見 久美子

  • 田園調布学園
    中等部・高等部
    村山 達哉

  • 桜蔭中学高等学校小平 葵

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原子桂輔

「人との繋がり」を感じながら
「前向きな挑戦」を続ける日々

 私が困ったとき、一緒に悩みながら対応してくださるベテランの先生方、涙で見送った数年後に笑顔で「先生方に会いに来ました」と戻ってきて、就職が決まったことを報告してくれる卒業生、このような「人との繋がり」を感じながら過ごした7年間は、生徒目線で例えると、入学したと思ったらあっという間に卒業してしまうあの感覚に等しく、振り返ると大変充実した生活を送っていたのだと感じさせられます。これら私学の良さは学生時代、公立の学校で過ごし、卒業後に遊びに行こうと思っても、恩師が転勤されていた経験のある私だからこそ、より感じられたことだと思います。

 また、私学では常に「前向きな挑戦」が求められます。社会の変化に合わせ、ICT環境を整えたり、SDGsを意識し、生徒と一緒に身近でできる課題解決について考えたりと、気づけば生徒とともに自分自身も成長できる環境にあります。教師という職について、はじめの数年は日々の業務に追われ、毎年同じような年間の流れの繰り返しのように感じたこともありました。しかし、そこからまた数年が過ぎ、自分で行動したことにより、私学で働く意義としてこのような「挑戦ができるやりがいのある職」であることに気付かされました。今なお、やりたいことが頭の中に溢れていて、このような個人の「やりがい」を踏まえた挑戦や、学校の特色を活かした行事に至るまで、個性豊かな取り組みができることが私学ならではの特徴だと思います。

神保徳子

生徒が成長する激動の6年を
共にあることが最大の喜びです

 卒業を間近に控えた生徒に本校のよいところを聞くと、「同学年のみんな」と言います。「それぞれ色々な個性を持っているけれど、誰にでも居場所があって、一人ひとりの個性が皆に認められている」というようなことを答えます。入学したての頃はばらばらな集団ですが、6年の間に一緒に何かを協力して乗り越えたり、時には揉めたり悔しい思いをしたりを繰り返して、誰もが違っていて誰にでも良いところがあると認め合える関係を生徒たちは築いていきます。そうやって成長していく激動の6年に関わり、共にあることができることは私にとって最大の喜びです。

 また、私学にはそれぞれ建学の精神があり、いつの時代にも変わらない、人としてどう在るべきかという理想を掲げています。その一方、変わりゆく世界で、自分らしく他者とともに生きる力を育くむために、常に変化を求められる場所でもあります。そのため教員は、人としてどう生きるかを自らに問い、生徒と同じように常に新しいことを学んでチャレンジしていく必要があります。もちろん大変なことも失敗もすることもありますが、それは、わくわくする楽しさや、新鮮な学びに溢れています。生徒からも教えられ、気付かされることも多く、出会いに感謝する日々です。

 きっと皆さん自身が新たな発見をして成長するとともに、やりがいを見つけることができると思います。ともに頑張りましょう!

守屋智弘

私立学校で共に
働きたいと思える人材について

 私は、ぜひ「協調性」「主体性」「創造性」の3つに長けた方と共に働きたいと思っています。 まず、「協調性」についてです。私立中高は公立中高と違い、転勤がありません。同じ職場でずっと働き続けることができることは教師という職種においては大きなメリットだと思います。しかし、転勤がないということはずっと変わらないメンバーで仕事をしていくという意味でもあります。校務分掌の中で、お互いに尊重しながら助け合っていくという姿勢が大切だと思います。

 次に、「主体性」についてです。教師の仕事というのは驚くほど多岐にわたり、状況に応じた変化も求められます。だからこそやりがいがあるのですが、マニュアル化しづらい部分はどうしても多いです。誰も教えてくれなかったと受け身になるのではなく、わからないことや判断に困ったことは自分から周りの先生に聞く姿勢が求められます。

 最後は、「創造性」についてです。教育には唯一絶対の正解はありません。どうしたらより良くなるかを常に考え、先輩方のアドバイスも参考にしながら新しい可能性を模索していき、試行錯誤の上にでた結果は生徒の反応で返ってきます。良い反応がいつも返ってくるわけではないですが、だからこそ生徒の成長に寄与できたと感じたときの喜びはひとしおです。

 これら3つを生かせる土壌が私立学校にはあります。ぜひ、一緒に私立学校で働きませんか。

浅見久美子

生徒たちから得るものも多く
毎日が驚きと喜びであふれています

 私は大学生の頃から教員を志望しましたが、そのきっかけとなったのは区の教育ボランティアとしての活動や、教育インターンシップです。大学の教室で教授の話を聴くだけでは現場の空気はわからないので、実際に学校の先生や生徒と直接関わる中で「学校とは何か」ということを探究しました。何校かの公立学校、私立学校で現場経験を積ませていただき、最終的に就職を決めたのは私学です。私自身も私学の出身ですが、卒業生として母校に帰るときも変わらぬ母校であることが私学の魅力の一つだと思います。また、古くから学校にいらっしゃる先生方が多いので、教員としても先輩方から学ぶことは多く、公私ともに支えていただいています。現在は小学生になる子供を育てながら働いていますが、子育てと仕事の両立がしやすい職場環境に感謝しています。

 教員という仕事は、生徒に知識を与えるだけでなく、生徒たちから得るものも多くあり、毎日が驚きと喜びであふれています。何年、何十年と経験を重ねても、同じ授業、同じクラスということは全くなく、試行錯誤を重ねながら生徒とともに成長できることを実感しています。その生活の中で、ふと卒業生や保護者がそれぞれの節目に嬉しい報告をくれたり、訪ねてくれたりするのも、日々の活力となっています。

村山達哉

たくさんの強みや魅力がある
私学で一緒に働きましょう!

 私は、今年で教員生活5年目になります。校内では、授業の他にICT環境の整備やICT教育の推進室長を任されています。昨年度は新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、学校現場では誰もが経験をしたことのない事態に陥りました。突然学校に登校できなくなった生徒に対して、少しでも早く、従来に近い形での授業や行事が展開できるように、「生徒よかれ」「学校よかれ」と答えのない問題に対して学校全体で取り組み、早い段階でオンラインでの授業を実施する事ができました。このように緊急事態に対して、即座に適応できるのも私学ならではの力だと感じます。

 私立学校は「建学の精神」に基づき、各校自由な発想のもと独自の取り組みが展開されています。私は教科「情報」を担当していることもあり、生徒には卒業後も自信を持って堂々と情報社会を生き抜いて欲しいという思いから、中高校生の段階から、最先端の技術やモノを体験できる機会を積極的に取り入れています。私立学校はそのような機会を多く提供することができ、独創的な教育に取り組みやすい環境にあることが魅力の一つであると思います。

 卒業後に学校に顔を出してくれた生徒たちから、「この学校の生徒で良かった」「学校で体験した事が今に活きている」といった言葉を聞くと、日々信念を持ち続けて生徒と関わってきたことへの喜びとやりがいを感じます。
ぜひ、このような魅力ある私立学校で一緒に働きましょう!

小平葵

学校独自の教育理念を
生徒たちと実現していく

 私自身は地方の公立中高出身ですが、私学教員適性検査を受検した後に現在の勤務校から声がかかり、採用していただきました。未知の世界からのスタートでしたが、東京の私学で働くことを選択してよかったと、今では強く実感しています。

 私学には学校独自に教育理念があり、それを求めて生徒も集まります。教科指導の場面でも、単なる解法の暗記ではなく、きちんとした基礎の理解の上に自分で考え応用していく力をつけて欲しい、という思いが数学科教員の中で共通にあり、生徒もそれに応えようとしてくれます。発展的な内容を授業で扱うとき、どう生徒に伝えればより興味を持って受け取ってくれるのか考え実践した後に、生徒がこちらの期待以上の反応をしてくれると教員としてのやりがいを感じます。中高一貫指導のため、数学と初めて出会う中1と数学を使って様々な学問に進もうとしている高3を同時に担当することもあり、高校卒業後の姿をリアルタイムで見据えて中1から指導できることも公立にはない魅力だと思います。

 また、緊急事態宣言による休校期間中も、ベテランの先生の豊富な経験を軸に若手も一緒に何ができるのか考え、全ての教員が同じ危機感を持ちながら動けたことで、生徒の学びを止めることのないまま6月の登校再開を迎えることができました。非日常の中で改めてその必要性に気づかされた教育の現場で、主体的に工夫していくことを楽しめる人は、ぜひ私学で共に働きましょう。

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