ホーム教師のやりがいとは 私立中高教員インタビュー

教師のやりがいとは 私立中高教員インタビュー

西谷 知穂
東京私立中高の教師~その仕事と魅力~
 教師の仕事の一番の魅力は、十人十色の子どもたちの人間的な成長に関わることができること、そしてそれを間近で感じることができることでしょう。授業や行事の企画などで試行錯誤を繰り返した結果、期待したとおりに成長してくれた時の喜びも大きいですが、私たちの知らないところで想像を超えた成長を見せてくれた時の驚きと感動は何ものにも代えがたいものがあります。そして、それをより強く感じられるのが私立中高だと思います。私は10年以上公立高校で勤務していましたが、そこで見られるのは3年間の成長だけです。それが、私立は高校までだと6年、人として最も成長するであろう多感な時期を一緒に過ごすことができます。本校で勤務したこの3年間だけでも、大きく成長した生徒の作文を職員室中に自慢して回ったことがあります。今年は本校で勤務を始めて4年目、これからは私にとって未知の領域です。子どもたちがどのような姿を見せてくれるのか、楽しみでなりません。
 また、私立中高のもう一つの魅力は、様々な挑戦が可能だということです。自分で考える余地があるということは、子どもたちの成長に対する責任も大きいということです。しかし、それこそ教師冥利に尽きるというものです。私学教員を志す皆さんと一緒に、色々と考え悩み、子どもたちの成長を間近で喜び合えることを楽しみにしています。
百武 真由美
将来を担う生徒たちと過ごせることは喜びにあふれています
 私自身、小・中・高すべてを私立学校で過ごしました。12年間同じ仲間たちで過ごせたこと、長い目で自分の成長をあたたかく見守ってくれる大人たちに囲まれて学校生活を送れたことは、在学中はあまり意識することがなかったものの、今となってはとても大きな経験であったと思います。
 私は大学卒業後まず、埼玉県の私立学校に勤めました。教科指導や学級運営を通じて、人格に触れる喜びと厳しさを知りました。思春期の揺れる時期を過ごす生徒にかける言葉が自分の内側からは出てこなかったとき、「聖書」という変わらず揺るがないものを子どもたちに知ってほしいと思い、キリスト教の牧師の道を志しました。不思議なことに今は牧師として私立の中高に勤め、学校の宗教教育全般や宗教(聖書)の授業を担当しています。
 宗教や創立者の意図など、教育の方向性や特徴を明確に打ち出せるのは、私学の特権です。それは建学の精神という形で言語化され、その学校がその地に設置された意味を示し、その学校のすべての教育活動の根幹に土台として据えられています。私自身が私学でのびのびと過ごせたのは、私学ならではの建学の精神という大きな枠組みの中でこそ自由なチャレンジの機会を与えられていたからだと思います。
 将来を担う若人とともに生きられるのは、苦労はあっても喜びにあふれています。この喜びを、教師を志すあなたとも分かち合えたら、と願います。
岩城  恵
難しい仕事だからこそ、日々自分を成長させることができる
 教師という仕事は、とても難しいです。うまくいくことばかりではなく、高い壁にぶつかることも少なくありません。生徒それぞれの個性があり、生徒と向き合う際に、あの生徒の時はこうだったから、あのクラスの時はこうだったから、が全てに通用するわけではありません。しかし、生徒と向き合ったすべての経験が、教員としての自分を支える糧となります。やればやるだけ自分の力になる職業、というのは、なかなかないのではないかと思います。
 難しいからこそ、日々自分を成長させることができる、とても魅力的な仕事です。教科指導でも同じことが言えます。生徒からの「わからない」は自分が成長できる大きなチャンスです。視点を変えて、言い方を変えて、さらに詳細に、様々な方法を試して、生徒の理解を促します。その時に考えたことが、次の年度、別の生徒へつながっていきます。
 私は現在、自分も生徒もiPadを活用して授業に取り組んでいます。これは5年前から始まった取り組みで、当時はまだiPadを活用している学校はあまりありませんでした。現在では、よりICTを活用できるようにと、黒板を外してモニターを設置するなど、教室改革も行われています。こういった先進的な取り組みができるのは、私学ならではの魅力だと感じています。「生徒のため」を一番に考え、様々なことに挑戦できる環境で、自分を成長させることができる私学教員として、一緒に頑張りましょう!
池澤 瑠衣子
入学から卒業までを生徒たちと共有するのが教員の仕事であり、醍醐味
 私学適性受検の後、初めて電話をいただいたのが、現在勤めている学校です。教員になりたての頃はうまくいかないことも多く、悶々と悩んでいた時期もありました。今では生徒たちとの毎日を、非常に楽しんで過ごしています。
 教員の仕事は、授業、校務分掌、部活など、多岐にわたります。また、小さなものから時には大きなものまで、苦労や悩みも絶えません。ですが生徒たちは、卒業する時には、「先生ありがとう」「高校生活楽しかった」と、笑顔で巣立っていきます。卒業の日を笑顔で、そして後悔なく迎えられるように、入学からの3年間を生徒たちと共有するのが、教員の仕事であり、醍醐味であると私は思っています。
 笑顔で卒業した生徒たちは、行事などの折に、また母校に戻ってきて話を聞かせてくれます。これも、私学教員の楽しみのひとつです。さらに、異動がなく職員室での顔ぶれがあまり変化しないので、経験を糧にし、さらに良いチームワークで次の課題に取り組むことができます。これもまた、私学の良さだと思います。
 また、私学の目標のひとつに、「進学実績を伸ばす」ということがあると思います。授業の展開は、最先端の設備を使い、自由な発想で考えることができます。そこには、生徒だけでなく、自分も成長できる要素がたくさん含まれています。皆さんも私学の教員になり、こういった「醍醐味」を共有してみませんか。
杉山 直輝
自分の個性を発揮できるのが私立学校の良さだと思います
 私立学校に勤めて早10年。大学生の時には公立学校と私立学校で悩んでいました。公立学校では学校を選べない。しかし、私立学校は違います。適性検査を受け、複数ご連絡いただけた中から、各学校の教育理念、歴史、特色、設備などを参考にし、私の目標や条件に合った学校を選びました。
 今まで何校か私学の教員をしてきましたが、現在は母校の私立学校で教員をしています。正直、戻るつもりはなかったのですが、やはり自分に一番合っていました。変わらない先生方の顔ぶれは、今の私にとっては職場の先輩です。しかし、負けるつもりはありません。先輩にはできないこと、私にしかできない事をして、学校を支え、生徒を指導していきたいと考えています。時には教員として、時には卒業生の先輩として生徒たちに接することができるのは私の特権です。自分の個性を発揮できるのも私立学校の良さだと思います。日々の授業、部活、生活を通して生徒たちの成長を感じます。
 簡単な仕事ではありません。しかし、それ以上にやりがいがあります。生徒たちは卒業しても、顔を出してくれます。連絡もなくいきなり学校を訪問してくることもあります。彼らと過ごした歳月は短くても、成長や報告が聞けるのがとても嬉しいです。私も彼らに負けず成長し続けたいと思います。ぜひ、一緒に私学教員として頑張りましょう。
田野倉 翔太
子どもたちと生涯を通して関わり導くこの仕事に誇りを持っています
 子どもたちの人生を左右する教員を目指したのは高校生の頃でした。母校に入学する前までは、一つのものに打ち込み努力することや傾注することなどほとんどなく、日々の生活に輝きを見つけることがありませんでした。そのような不安な気持ちを抱いたままの入学でしたが、高校生活のなかで恩師とレスリングに出会ったことで全てが一変しました。高校生活で目標に向かって努力することの素晴らしさを教えて頂いたことで、日々の生活に光を灯すことができました。「世界のステージで戦いたい!」という目標を胸に、高校卒業後は大学、実業団でレスリングを続け、世界第三位まで辿り着くことができました。また、卒業後にレスリングを続けるなかでも、辛く、苦しいときもありました。しかし母校へ相談や迷いを打ち明けに行くたびに、先生方は高校時代と変わらぬ笑顔で私を迎えてくださいました。そのとき帰る場所があることに深い喜びと感謝を覚えました。「他者とのつながりが希薄になっている世代に繋がる喜びを与えたい!」と思い、次のステージとして私学教員という道を選択しました。
 私立学校では伝統だけではなく、刻々と変化する時流に合わせた実践的教育を果たすことができます。画一的な教育ではなく、生徒個々の目標や夢にあわせ、共に歩みを進めることで、時代が求める人材を育てることができます。そのための自由な教育環境や豊富な設備が整っていることが、私立学校の長所です。それだけではなく、卒業後に成長した姿で訪問してくる生徒たちに会えるということも私立教員の良さだと思います。だからこそ子どもたちと生涯を通して関わり、導くこの仕事に誇りを持って望んでいます。ぜひ私学教員として共に働きましょう。
鈴木 康大
学校は生徒にとって「第2の家」なのだと思います
 勉強を人に教えることが得意だった私は、教師になることが昔からの夢でした。念願の教師になってみて3年。教師の楽しみは、教科指導のみならず部活動や行事で生徒が成長する瞬間に寄り添えることだとわかりました。生徒とともに、私自身もまた成長していると実感できます。
 教師にも色々な種類の人がいます。授業を丁寧に作る人、部活動の指導に燃える人、生徒との他愛もない雑談を楽しむ人など。皆に共通して言えるのは、生徒が大好きでしょうがないことだと思います。世間的には大変に思われる職業ですが、私は生まれ変わってもまた教師になりたいです。
 私が公立ではなく私立学校の教員を選んだ理由はいくつかありますが、異動がないことが大きいと思います。生徒は教師を選べません。逆に教師も生徒を選べません。運命とでもいうべきこの関係性は、あたかも親子のようだと感じました。学校は生徒にとって「第2の家」なのだと思います。生徒が巣立ってしばらく経ち、ふとした拍子に帰ってきて体験談を語ってくれるのを、私はこの家で待っていたいと、そう思うのです。同じ想いを持っているのならば、ぜひ一緒に私立学校で働きましょう。お待ちしています。
水野 冬馬
ギリギリまであきらめずに頑張ってください
 教員になるには公立の採用試験しか方法がないと思って勉強していました。大学生の時は自然とそういった公立志向の雰囲気があったからです。
 ところが公立の中学校に勤め、進路の私立高校について相談されると、自身も公立育ちだったので答えられなく困ってしまいました。
 この時の生徒からの質問が大きな転機となり、私は私立校を知るためにと私立の適性検査を受けようと決意します。自身の全く知らなかった、私立へ視野を向けました。
 その時は中学校受け持ちを希望したまま中高一貫校を受験したのですが、内定の際に高等部の配属と告げられてから赴任しました。すると、今後も高校で教員を続けてみたいという自身の気持ちにきづきました。
 このように私立であると、専門科のある高校や、教育や施設に独自性を持つ高校など、学校ごとの魅力の中で自分の適性を見つめ直すことが出来ます。
 また、当時私が受けた私立校の国語科教員の倍率は256倍で、この時の合格は自分に教師としての自信を持たせる良い経験となりました。
 雇用の条件では期限付きか、また非常勤でのスタートかなど、卒業後の進路で色々悩むと思いますが、どの雇用であってもそこから教員歴は始まります。まず教壇に立った自分を想像し、私立も必ず選択肢に入れ、3月のギリギリまで就職活動をあきらめずに頑張ってください。
 そして生徒たちが卒業後に顔を出してくれるという私立ならではの環境で、自分の授業に感謝されたり、在校当時の本音を教わったりして、フィードバックをしてみて欲しいと思います。
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